施工内容

レベル1 吹付材等

  • 発じん性が著しく高い

建築基準法の耐火建築物などのはり、柱などに石綿とセメントの合剤を吹き付けて所定の被膜を形成させ、耐火被膜用として使われている。
ビルの機械室、ボイラ室等の天井、壁またはビル以外の建築物の天井、壁に、石綿とセメントの合剤を吹き付けて所定の被膜を形成させ、吸音、結露防止として使われている。
作業場所の隔離や高濃度の粉じん量に対応した粉じんマスク・保護衣を適切に使用するなど、厳重な暴露防止対策が必要なレベル。

作業内容

対象となる作業場所を密閉養生し、負圧除塵機で作業環境を負圧状態にして作業を行います。
セキュリティールームを設置して、エアシャワー機等を使用して作業者の安全及び外部への暴露を防止します。

主な使用部位

鉄骨耐火被覆材 機械室吸音材 結露防止用材 吸音材 外壁

鉄骨耐火被覆材

  • 施工前

  • 除去作業

  • 除去完了

  • 施工完了


鉄骨耐火被覆材2

  • 施工前

  • 除去作業

  • 除去完了

  • 施工完了


石綿含有建築用仕上げ塗材

  • 施工前

  • 養生作業

  • 除去作業

  • 施工完了

レベル2 保温材・断熱材等

  • 発じん性が高い

ボイラ本体及びその配管、空調ダクト等の保温材として石綿保温材、石綿含有けい酸カルシウム保温材等を張り付けている。
建築物の柱、梁、壁等に耐火被覆材として、石綿耐火被覆板、石綿含有けい酸カルシウム板第二種を張り付けている断熱材として、屋根用折版裏断熱材、煙突用断熱材を使用している。
比重が小さく、発しやすい材料の除去作業であり、レベル1に準じて高い暴露防止対策が必要なレベル

作業内容

石綿の封じ込めや囲い込み作業を行い、除去します。
除去した保温材は特別管理産業廃棄物(レベル1も同様)として処理します。

主な使用部位

エルボ ボイラー 屋根用折版裏断熱材 煙突用断熱材 ケイカル2種

ケイカル2種

  • 施工前

  • 除去作業

  • 除去完了

  • 施工完了


エルボ

  • 施工前

  • 除去作業

  • 施工完了


煙突

  • 施工前

  • 除去作業

  • 除去完了

  • 施工完了

レベル3 成形板等

  • 発じん性が比較的に低い

建築物の天井、壁、床などに石綿含有成形板、ビニル床タイル等を張り付けている。
屋根材として石綿スレートを用いている。
発じん性が比較的に低い作業で、破砕、切断等の作業においては、発じんを伴うため。
湿式作業を原則とし、発じんレベルに応じた防じんマスクを必要とするレベル

作業内容

レベル1、レベル2以外の石綿含有建材(成形板など)の除去作業を行います。

主な使用部位

ケイカル1種 スレート せっこうボード Pタイル ビニル床シート

ケイカル版1種

  • 施工前

  • 除去作業

  • 施工完了


ビニル床シート

  • 施工前

  • 除去作業

  • 施工完了


吸音板

  • 施工前

  • 除去作業

  • 施工完了


石綿管

  • 施工前

  • 除去作業

  • 除去完了

  • 施工完了